前回までのあらすじ

敷金を返してもらえなかった
夫とみーちゃん。
しかし、泣き寝入りせず、
あらゆる手段で
大家のずさんな管理を、
訴えていました。
そんな時、引っ越し荷物の中から、
一通の書類を見つけました。


大家の秘密

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引越荷物を整理していた時、
一通の書類を見つけました。
それは、6年前、
例のマンションに入居した時、
仲介をした●ウスコムが、
「入居した後で、
トラブルにならないよう、
知っておいた方がいいかと…」
と、渡してくれた物でした。

当時は何の書類か分からず、
放置していましたが、
改めて読んでみると…

大家の資産の権利書
(の、写し)




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大家は町工場を
経営していました

バブル全盛の好景気時に、
大家は複数の金融機関から、
数回に渡って借り入れをし、
社屋を建て替えました。

その借入額
●億●千●百万円

(ここにはとても書けません)

しかし、バブル崩壊。
下町の工場は衰退し、
大家の借金返済も、
バブル崩壊以降、滞り、
私達が入居した6年前で、
かなりの額が残っていました。

しかも、工場は仕事がなく、
稼働していませんでした。


多額の借金

大家がマンションの管理を、
放置していたのは、
お金がなかったから。
私達から預かった敷金も、
借金返済に使われて
しまったのかも……。



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新居のベランダからは、
下町の風景が見えます。

たかだか82000円
私たちにとっては、
大金ですが、
億単位の借金の前では、
「焼け石に水」

いずれ破産するでしょう。

大家夫妻が哀れに思えて
なりませんでした。

大変な経験をして、
終の棲家を確保しましたが、
これらはすべて、
ここに辿りつくまでのプロセス。

そう思えば、腹もたちません。

なすび3
「大騒ぎだったけど、
バイトも絵の仕事も、
休まずやってたよ


桃子2
「タフな人だねぇ…